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細菌学各論I
~ まとめ ~
文責:T.Hattori / 服部武裕
グラム陽性 球菌
■Staphylococcusの一般性状
?グラム陽性球菌
?普通寒天培地でよく増殖
?ブドウの房状集塊を形成。黄色ブドウ球菌の集落は黄色(他の菌種は白/レモン色)
?鞭毛(-) → 非運動性
?芽胞(-)
?通性嫌気性
?カタラーゼ(+)
?高濃度(3~10%)のNaCl加培地でも増殖可能(耐塩性)
?ブドウ糖を発酵(OF試験:F)
■Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)と同属菌の性状の鑑別点
+:90%以上が+ -:90%以上が- d:+90%以下/-90%以下
S.aureus S.intermedius S.epidermidis S.hyicus コアグラーゼ + + - d マンニット分解 + - - - α-トキシン + d - - Dnase + + - + VP試験 + - + - 疾病 牛の乳房炎?
鶏のブドウ球菌症 犬の外耳炎?
膿皮症 羊の膿瘍? 豚の滲出性/壊死性皮膚炎
鶏のブドウ球菌症
敗血症型
内臓感染型
皮膚感染型(浮腫性皮膚炎 バタリー病)
骨髄感染型(骨髄炎 ヘタリ病)
■ブドウ球菌(Staphylococcus)に関係のあるその他の項目
?プロテインA
S.aureusと一部のS.hyicasの細胞壁にある蛋白質。食菌作用を阻害する。
いくつかの免疫グロブリンを介して特異抗原と結合するため,免疫学的診断として重要な試薬となる。
?MRSA
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。βラクタム抗生物質に耐性となった黄色ブドウ球菌のこと。
人の院内感染の主要原因菌。
■ブドウ球菌(Staphylococcus)の菌体外酵素と菌体外毒素
○菌体外酵素
コアグラーゼ:
? S.aureus、S.intermedius、S.hyicus(一部)が作る。
[血漿を凝固する酵素] 血漿中のCRF(Coagulase Reaction Factor)に作用して、トロンビン様物質に変え、フィブリノーゲン→フィブリンにする?血漿をゲル化する。
定着性に関与(食菌作用及び食細胞内での消化分解の阻止[菌体周りをゲル化して宿主との自己化をはかる]、感染病巣の周りに繊維素の壁を作り菌を保護[化膿])。
?Clumping Factor:
菌体細胞壁表面に存在するコアグラーゼでCRFの存在を必要としない。
繊維素を析出してコアグラーゼと同様に付着因子として作用。
ヒアルロニターゼ:
動物細胞間結合物質ヒアルロン酸を分解し、細菌の進入をしやすくする。
フィブリノリジン:
コアグラーゼの作用とは逆で、生成されたフィブリンを分解する酵素。
黄色ブドウ球菌による病巣の形成や拡大に関与。
プロテアーゼ:
タンパク分化酵素
? 鶏の浮腫性皮膚炎に関与。S.aureusのみ産生する
Dnase(デオキシリボヌクレアーゼ):
DNAに作用して、ヌクレオチド間のリン酸のジエステル結合を加水分解し、オリゴヌクレオチドやモノヌクレオチドなどを生成する酵素(エンドヌクレアーゼ?エキソヌクレアーゼに大別される)。
○菌体外毒素
?溶血毒:
α(溶血)毒素:ウサギ(ヒツジ)赤血球に作用し細胞膜を破壊して溶血する。
多量にあるときは、組織の壊死?致死作用を示す(ウサギの致死、ヒトの皮膚壊死因子)。
ほかに、β、γ、δ、ε溶血毒がある
?白血球毒Leucocidin:
MφやWBCを特異的に傷害。
SとFの2成分からなる。
腸管毒Enterotoxin:
?S.aureusの半数が産生する。
ヒト?サルの食中毒(下痢?嘔吐)の原因毒素。炭水化物や蛋白質の多い食品で菌が増殖したときにできる。
耐熱性(100℃30分)で、消化酵素の作用を受けない。
抗原性により7種類(A1、B1、C1、C2、C3、D、E)に分類。
?表皮剥離毒素:
人の皮膚の剥離の原因物質。細胞間物質のデスモソームを開裂
S.aureusが産生。
A型(プラスミド支配)?B型(染色体DNA支配)がある。
?毒素ショック症候群毒素(TSST):
ヒトの発熱、ショックなどの原因。S.aureusが産生
★グラム陽性 球菌
■Streptococcus(連鎖球菌)の一般性状
○形態
?グラム陽性球菌
?連鎖状 or 双球状
?芽胞(-)
?一般に、莢膜(+)
?まれに、鞭毛(+)
○性状
?通性嫌気性菌
?血液/血清加培地で増殖する(栄養要求性が厳しい=普通寒天培地では発育しにくい)。
?6.5%NaCl加培地で、発育しない
?カタラー
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