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[巻頭言]二期目を迎えて.pdf

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平成28年10月31日 宮 崎 県内 科医会 誌 第90号 【巻頭言】 [巻 頭 言] 二期目を迎えて 宮崎県内科医会会長  小 牧   斎  県内科医会の会長をお引き受けして2期目を迎えております。副会長には弘野修一(宮崎市郡), 田口利文(都城市)の両先生が留任していただき,延岡市からは石内裕人先生を新しく迎えるこ とができました。常任理事としては光川知宏先生(宮崎市郡)に新しく引き受けていただきました。 理事,各種委員会の先生方には若干の移動がありますが,皆様のお力添えをいただきながら新執 行部でこの2年間を乗り切ろうと考えています。また,監事には仮屋(都城市),木下(延岡市) 両先生がお引きうけいただいたのですが,第三者の目で厳しい監査をしていただきながら,真摯 に会の運営に携わりたいと思っていますので今後ともよろしくお願いいたします。  ところで,昨年10月から始まりました医療事故調査制度における外部委員として,参加表明い ただきました先生方には大変無理を言いお引受けいただいたわけですが,感謝の意を表すととも に,改めて今後のご協力の継続をお願いしたいと思っています。医療事故は宮崎県内でも実際起 こっています。対岸の火事とせず身近な問題として,安心で安全な医療が行えるよう協力してい ただければ幸いです。  また,懸案となっております会員の増強についてでありますが,弘野副会長の発案で,未加入 の先生方へ加入の案内状と一緒に県内科医会誌,日本臨牀内科医会誌を送付し,県内科医会の事 業内容・魅力をお伝えし加入を促しております。今後は,各郡市医師会を窓口にして,内科系の 先生方が新規開業される時に加入していただけるよう強く呼びかけていかなければならないと考 えています。  一方,医業経営の面で言いますと,今年4月,診療報酬改定がありました。主なテーマは医療 機能の分化・強化・連携と地域包括ケアシステムの推進でありました。本音のところでは,国の 進める地域医療構想に則り在宅医療の推進による医療費抑制策であり,今後私たちの診療形態に も大きな影響を与えそうです。  日本の医療は大きな変革の時を迎えています。高齢者医療・介護,地方の医療のあり方,来年 から予定されていた新専門医制度,その中で総合診療専門医の役割等です。また日本医師会が強 力に推し進め始めました「かかりつけ医」制度もあります。高齢者医療への取り組みは待ったな しです。多臓器に疾患を抱える高齢者への医療,地域には地域にしかわからない医療,最も関わ る医療者は内科医会の会員であろうと思います。  日本臨牀内科医会の動きにも少し触れておきます。今年4月の日本臨牀内科医会総会で,猿田 享男先生の第3期目の執行部が決定しました。「会長として,第1は,創立の精神をしっかりと 持ち,最先端の臨床の知識,技術を会員の皆様に届けることである。第2は,臨床の場で全国の − 1 − 【巻頭言】 宮 崎 県内 科医会 誌 第90号 平成28年10月31日 医師が活躍できるよう,現在行っている公益事業のインフルエンザ研究,また全国規模を利用し ての臨床研究の成果をしっかりと得てその情報を伝えること,それによって国民の皆様に少しで も役立つ医療を提供していくこと,これが会の務めと思っている」との発言がありました。  話は変わりますが,最近よく人工頭脳についての話題を耳にします。人間の知性の仕組みをあ ばくことから始め,いわゆるDeep Learningと称するものにより次第に自ら学んで進化していま す。革命的技術であり,究極の人工頭脳とは人間が対処する諸問題を解決することにあるとのこ とです。囲碁の世界においてですが,世界最強の棋士と人工頭脳である「アルファ碁」が勝負し て人工頭脳に軍配があがり囲碁ファンを驚かせました。無限ともいえる選択枝から一つの手を打 つ,直感の力を覚えさす,すなわち創造力をつくらすことで独創的な手を打つように進化したの でしょう。         医療領域への応用とし
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