先制医療と診断薬-NationalInstituteofHealthSciences.PDF
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平成24年度一般公開
先制医療と診断薬
遺伝子細胞医薬部 第3室
室長 鈴木孝昌
遺伝子細胞医薬部 since Apr. 2002
生命科学、特にゲノム解析や再生医療に関連する研究の急速な進展によって、遺伝子治療薬、細
胞・組織利用医薬品等の開発が進み、遺伝性疾患や難病に対する新しい医療として多くの関心を集
めている。
病態の把握や治療効果を判定するための診断技術・診断薬についても、患者個人に最も適した医療
(オーダーメイド医療)を提供するための遺伝子診断技術の重要性が認識され、その研究開発も急速
に進んでいる。一方、これらは全く新しい技術ゆえに、それに対応した有効性・安全性、倫理面での
評価が必要となる。
当部では、これら先端的医薬品の品質・安全性等に関連する試験・研究を行うとともに、調査・情報
発信を行っている。
研究室
• 第一室 (遺伝子治療薬部門)
• 第二室 (細胞治療薬部門)
• 第三室 (分子診断薬部門)
再生医療やiPS細胞に関する情報は当部第2室のHPを参照ください。
http://www.nihs.go.jp/cgtp/cgtp/sec2/sispsc/html/index.html
先制医療とは
病気の発症前にそれを予測し、
あらかじめ予防的な治療を行うことにより
病気の発症を遅らせるための医療行為
先制医療の概念図
疾 発症
患
の 先制医療
進
行 発症の遅延・防止
度 診断・予測、治療的介入
合
い 発症前期
環境因子
慢性疾患の多くは、遺伝素因と環境因子が長期間に渡っ
て複雑に関わり合い発症にいたる
遺伝素因
年齢
(科学技術振興機構 戦略イニシアチブ 「超高齢化社会における先制医療の推進」資料より改変)
先制医療の概念
疾 発症
患
の 先制医療
進
行 発症の遅延・防止
度 診断・予測、治療的介入
合
い 発症前期
環境因子
遺伝素因
健康寿命 年齢
科学技術基本計画
(平成2 3 年8月19 日 閣議決定)
“ライフイノベーションの推進”
(1)革新的な予防法の開発
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