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Ⅲ.診療科の活動状況
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埼玉協同病院 年報 2012年 VOL.25(通巻第27号)
1.総合内科 3.診療実績
(1)外来診療:内科急患総合外来、各科専門外来、
1.概要 特徴、特色 一般全科当直
総合内科は 2012 年正式にスタートした新しい (2)病棟診療
病棟です。複数の科にまたがる疾患を持つ患者様 2012年の主な受け持ち疾患
や、診断が困難な患者様、高齢の患者様などを集 呼吸器系:234 腎・尿路系:78
中的に担当することでより質の高い医療を提供す 脳・神経系:58 筋骨格系:37
ること、そのことにより内科のそれぞれの専門家 内分泌代謝系:35 循環器系:33
が専門分野で力を発揮できるように援助すること、 耳鼻咽喉科系:32 血液免疫系:31
そして初期研修医の教育を行うこと、が当病棟に
期待されている役割です。一言で言えば、「あら 4.教育・研修・研究活動
ゆる患者様に対応する」という気概を持って病棟 (1)教育・研修
診療に当たっています。2012 年スタッフは5名 2012 年 初期研修医:4名
(責任医師、後期研修医4名)で運営しました。血 後期研修医:のべ5名
液内科医の協力も得ながら、血液疾患の診療や癌 「総合医・家庭医プログラム」「糖尿病内科プロ
化学療法の経験も重ねています。神経疾患や膠原 グラム」「循環器内科プログラム」における主な研
病の診療についても、各専門家の協力を仰ぎなが 修病棟です。
ら行っています。癌・非癌患者様の終末期に対応 (2)カンファレンス
することも多く、倫理的問題への対応力をさらに ・新入院カンファレンス(毎朝)
深めることが課題だと思います。緊急入院も多く、 ・病棟カンファレンス(週1回)
さらに病棟内に内科 ICU があるため、ER からの
入院への迅速な対応や急性期の管理も行っていま 2012年 学会発表
す。 ●土佐素史「当院で経験した髄液中 ADA 活性
上昇から結核性髄膜炎と診断した4例」(日本
2.スタッフ 内科学会関東地方会)
科長 忍 哲也 ●倉本崇光「診断に難渋した Evans 症候群合併
日本内科学会総合内科専門医 血管免疫芽球型 T 細胞リンパ腫」(日本内科
日本プライマリ・ケア学会認定医 学会関東地方会)
日本消化器病学会専門医 ●中島昌典「当院の中心静脈カテーテル関連血
日本消化器内視鏡学会専門医 流感染症に対する取り組み」(日本感染症学会
医員 久保地美奈子 学術集会)
医員 山田 歩美 ●山田歩美「非癌患者の在宅看取りを可能にす
日本内科学会認定内科医 る要因は何か」(日本プライマリ・ケア連合学
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