みんなで支える家庭教育家庭教育ワークシート「つながるシート」.pdf
文本预览下载声明
現代社会において、子どものいる世帯は減少しており、さらに、三世代家族の減少や地
域のつながりの希薄化など、血縁や地縁が弱まる傾向もあり、親や子が家庭内の関係に閉
じて、孤立化していくことが懸念されます。
静岡県が実施した家庭教育実態調査では、7~8割の親が子育てや家庭教育についての
悩みや不安を抱えているという結果が出ました。また、親同士の話し合いや仲間づくりを
したいと考えていることもわかりました。
家庭教育ワークシート「つながるシート(※)」は、親同士が子育てや家庭教育について
意見を交換したり、悩みや不安について相談したりする際に使用するもので、子どもの健
やかな成長を願い、互いに子育てや家庭教育について学び合い、親として育ち合うことを
支援するためにつくられたものです。
※「つながるシート」…親同士がつながる、悩みや不安の軽減につながる、子どもの健や
かな成長につながるシート。
「つながるシート」を使った活動は、小グループ(4~5人)でのグループワークを基
本とした参加型の活動で、身近なエピソードや資料等をもとに参加者同士が話し合い、交
流しながら子育てや家庭教育についてお互いに学び合うものです。参加者がお互いの考え
や思いを伝え合うことで、自分にはなかった子育てや家庭教育の見方や考え方に触れ、自
らが学んでいきます。学び合いの中で、自分の子育てや家庭教育を振り返ったり、仲間か
ら新たな情報を得たりして、これからの子育てに生かしていきます。「これが正解」はあり
ません。いろいろな情報から、自分なりの「答え」を見つけていきます。
この活動を通して、「悩んでいるのは自分だけじゃなかったんだ」「この接し方でよかっ
たんだ」と互いに共感し合ったり、「そう考えれば気持ちが楽になる」「こういう接し方も
あるんだ」と主体的に学んだりすることができます。
キーワードは「集い」「つながり」「学ぶ」!
みんなで支える家庭教育
家庭教育ワークシート「つながるシート」
の活用について
目 的
特 色
集 い つながり 学 ぶ
親 が 集 ま る 活 動
(保護者会、懇談
会等)に参加しま
しょう!
「 つ な が る シ ー
ト」を使ってグル
ープで話し合いま
しょう。
お互いの意見で学
び合い、これから
の子育てに生かし
ていきましょう!
「つながるシート」活用の流れ
?会場の椅子、机などを準備します。
?相手を覚えたり、「○○さん」と呼んだりしやすいように名札を用意するのもよい
でしょう。
?雰囲気を和ませるような自己紹介をしましょう。
?主旨説明では、次の主旨を参加者に伝えます。
?発言の平等、他の人の発言の肯定、秘密の保守について参加者みんなで確認します。
掲示物を作成して貼ったり、黒板?ホワイトボードに書いて示すのもよいでしょう。
?話したくないことは、無理に話さなくてもよいことを確認します。
?リラックスした雰囲気をつくるために、アイスブレイクを行うのもよいでしょう。
?4~5人のグループづくりをします。
?「つながるシート」を配布し、タイトルとねらいを参加者に伝えます。
?エピソードを各自黙読します。その後、代表で参加者に読んでもらいます。
?設問の順番に従って、参加者に意見交換をしてもらいます。
?進行役はグループの間を回りながら様子を見ます。時間と全体の様子から、設問を
①から②、③へと進めていきます。
?回っていて意見交換ができていないグループがあったら、グループに加わって意見
交換を促しましょう。(上手な聞き役になることがポイントです)
?自分なりの「答え」を見つける活動なので、
こうあるべきだという断定的な話はしないようにします。
?資料を参考にした内容や感想でもよいでしょう。
?会場の椅子、机などを参加者全員で元の状態にもどします。
?参加者の感想を知りたい場合は、アンケートをとるのもよいでしょう。
60分で進めますが、設問を減らすこと
で、30分で行うこともできます。
1 準備をする
2 進行役が自己紹介と主旨説明をする
?顔見知りになり、参加者同士がつながることが目的であ
显示全部