京都橘大学健康科学部心理学科通信教育課程科目等履修生用シラバス 義期間.pdf

京都橘大学 健康科学部心理学科通信教育課程／科目等履修生用シラバス 対象コース：看護学コース（一般科目） 科目名 文化人類学 講義期間 後期 テーマ ブータンと幸福論―宗教文化と儀礼― 国民総幸福（GNH）を国是に掲げ、世界一幸福な国と脚光を浴びるブータン。伝統と近代化、難民問 授業の到達目標 題など、苦悩するブータンの現実と、死をふくむ豊かな宗教文化に光をあて、日本人にとっての「幸 福のカタチ」探る。 ［テキスト授業／全15 回］ ブータンの宗教文化と儀礼を中心に、文化人類学の視点から、ブータンという仏教王国に暮らすブー 授業の概要 タン人の生活様式を提示しつつ、国や国民の「幸福のカタチ」を描いていきたい。そのなかで、日本 人との比較を通して、ブータンから学ぶことを考察する。 準備学習 テレビ番組や雑誌などで、ブータンについての特集があれば、できるかぎり目を通しておいてください。 （予習・復習） 授 業 の 計 画 まえがき （テキスト７～10 ページ） 第 １ 回 現時点で、あなたにとっての幸福とは何か。日本人にとっての幸福とは何かについて考えてみましょう。 序章 ブータンから学ぶ幸福論 １・２ （テキスト11～20 ページ） 第 ２ 回 「全体理解と比較理解」、「異文化理解の心得」をしっかり読み込んで、文化人類学の視点を学びましょう。 序章 ブータンから学ぶ幸福論 ３ （テキスト20～27 ページ） 第 ３ 回 ＧＮＰ（国民総生産）とは何かをしっかり理解しよう。そのうえで、ブータンのＧＮＨ（国民総幸福） の理念を確認しましょう。 第1 章 私の幸福なる体験―仏教文化の出会い― １・２・３ （テキスト28～49 ページ） 第 ４ 回 経文旗・僧院・ゾン（城）・国立図書館・チョルテン（仏塔）などの施設の宗教的背景と特徴を理解 しましょう。 第2 章 育まれてきた幸福―民族と歴史― １・２ （テキスト50～63 ページ） 第 ５ 回 ブータンが日本と同じ照葉樹林文化であることと、なぜブータン人が英語を話せるようになったのか を理解しましょう。 第2 章 育まれてきた幸福―民族と歴史― ３ （テキスト64～68 ページ） 第 ６ 回 ブータンの歴史が仏教と深い関係があることを確認しましょう。また、近代の王政の成立過程を理解 しましょう。 第3 章 「国家の幸福」と「個人の幸福」―国の政策とＧＮＨ― １・２ （テキスト69～74 ページ） 第 ７ 回 「鶴と電気、どっちが大事？」と尋ねられたら、あなたはどちらを選びますか？まず、その答えと 理由を考えたうえで、学習しましょう。 第3 章 「国家の幸福」と「個人の幸福」―国の政策とＧＮＨ― ３ （テキスト74～93 ページ） 第 ８ 回 ブータンの生活文化の基本となる衣食住と生業、人生儀礼（結婚）について学びましょう。 第4 章 「踊る幸福」と「見る幸福」―宗教世界観と祭礼― １・２ （テキスト94～104 ページ） 第 ９ 回 宗教世界観とは何か。そして、六道輪廻や宇宙総覧図などが描かれる背景にどのような意味があるの かを理解しましょう。 第4 章 「踊る幸福」と「見る幸福」―宗教世界観と祭礼― ３ （テキスト104～133 ページ） 第１０回 ツェチ