本津川水系河川整备计画-香川県.PDF

本 津 川 水 系 河 川 整 備 計 画 平成 ２３年５月 香 川 県 目 目 次次 目目 次次 1. 本津川水系の概要 1 2. 本津川水系の現状 と課題 3 2.1 治水の現状 と課題 3 2.2 河川の利用及び河川環境の現状 と課題 5 3. 河川整備の目標に関する事項 8 3.1 河川整備計画の対象区間 8 3.2 河川整備計画の対象期間等 8 3.3 洪水、高潮等による災害の発生の防止または軽減に関する 目標 8 3.4 河川の適正な利用及び河川環境の整備 と保全に関する 目標 8 4. 河川整備の実施に関する事項 10 4.1 河川工事の目的、種類及び施行の場所並びに当該河川工事の施行により設置 される河川管理施設の機能の概要 10 4.2 河川の維持の目的、種類及び施行の場所 15 1.1. 本津川本津川水系水系の概要の概要 1.1. 本津川本津川水系水系のの概要概要 ほ ん づ が わ さ ぬ き 本津川 は、香川県のほぼ中央部に位置 し、讃岐山脈北麓のなだらかな丘陵地帯(高松市 こうなんちょう あやがわちょう こ く ぶ ん じちょう 香南町) に源を発し、高松市香南町、綾川 町 、高松市国分寺 町 内を北流 したあと流れを北 の ま がわ ふるかわ 東に変え野間川 を合流、さらに高松市内に入り高松平野の西部を北流 してきた古川 をも合 こうざいほんまち ごうとうちょう 流し、高松市の市街地西部を貫流 して同市香西本町、郷東町で瀬戸内海に注いでいる幹川 流路延長約 21.37km、流域面積約 60.2km2 の二級河川である。 よ さ んせん ことひら その流域は、高松市、綾川町の 1 市 1 町にまたがり、高松空港、鉄道 （JR予讃線、高松琴平 でんてつ ことひらせん 電鉄琴平線）、高速道路 （高松自動車道）、国道 （11 号、32 号）等の主要幹線が東西に横断 しており、この地域における社会 ・経済・文化の基盤をなしている。 本津川流域がまたがる 1 市 1 町の人口は、約 440 千人であり、近年 10 年間で約 5 千人増 加している。流域の開発は、昭和 40 年代から急激な都市化が進み、近年では本川 に並行 し ている国道 11 号のバイパス建設や JR 予讃本線の複線化工事が行われた。 流域の地形は、南縁部を標高 200m 程度の丘陵地帯、北縁部を標高 400m 級の五色台 に 挟まれて東西 に開けた地形 となっており、流域中央の単独山塊六ツ目山が本津川 と支川古 川を隔てている。 流域の地質は、風化や侵食 をうけ易い領家花崗岩類を基盤としており、表層地質はおも に三豊層群、沖積堆積物からなっている。 流域の気候は、北の中国山地、南の四国山地に挟まれた瀬戸内式気候であり、年間降水 量は約 1,100mm （1971 年～2