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佐村河内氏関连番组调査报告书.PDF

发布:2017-07-27约1.08万字共10页下载文档
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2014 年3 月16 日 佐村河内氏関連番組 ・調査報告書 日本放送協会 はじめに 全聾の作曲家として知られていた佐村河内守(さむらごうち・まもる)氏について、 NHKはこれまで、「NHKスペシャル」などの番組やニュースで取り上げてきた。 しかし、本人が作曲していないことや、全聾ではなかったことに気づくことができなか った。 なぜこうした事態を防げなかったのか。NHKは、再発防止の観点から、調査チーム を設け、佐村河内氏を最初に取り上げた「情報LIVE ただイマ!」と、「NHKス ペシャル」について、提案から放送に至るまでの経緯を調査した。調査では、制作にあ たったディレクターやプロデューサー、カメラマンなどのほか、佐村河内氏や外部の関 係者からも聞き取りを行った。また、当時の取材メモなどの資料も調べた。 1.発覚の経緯 2014 年2 月2 日、佐村河内守氏に関して、疑惑を指摘する情報がNHKに寄せられ、 事実確認の調査を始めた。4 日、佐村河内氏の自宅で本人に面会して質したところ、18 年前から自分では作曲しておらず、桐朋学園大学非常勤講師・新垣隆(にいがき・たか し)氏に依頼していたことを認めた。翌5 日朝の「おはよう日本」で放送することを決 め、準備を進めていたところ、佐村河内氏は、5 日未明、弁護士を通じて、別の人物に 作曲させていたことを認める文書を報道機関にFAXで送付し、事実を公表した。 2.訂正とお詫び 5 日朝の「おはよう日本」7 時台の2 項目めのニュース(トップ項目は大雪関連)で、 佐村河内氏が別の人物に曲を作らせていたことを伝えた。続いてスタジオのキャスター が次のように訂正とお詫びをした。 「NHKはこれまで、NHKスペシャルなどの番組やニュースで佐村河内氏を取り上 げました。取材や制作の過程で、検討やチェックを行いましたが、本人が作曲していな いことに気づくことができませんでした。視聴者の皆様や、番組の取材で協力していた だいた方々などに、深くお詫びいたします。」 1 同日の「あさイチ」と「ニュースウオッチ9」の中でも訂正とお詫びを行った。2 月 9 日放送の広報番組「とっておきサンデー」では、「情報LIVE ただイマ!」、「あ さイチ」、「NHKスペシャル」、「佐村河内守 魂の旋律 交響曲第1番 “HIROSH IMA”」、「ニュースウオッチ9」、「サンデースポーツ」の番組タイトルを改めて紹介 し、訂正とお詫びをした。「関西発ラジオ深夜便」についても、2 月 8 日に訂正とお詫 びを行った。NHKオンデマンドで配信していた「NHKスペシャル」など2 番組につ いては、5 日までに配信を停止した。 視聴者からは、5 日から12 日までの1 週間だけで、厳しい内容を中心に700 件あま りの意見が寄せられた。 3.ご出演、ご協力いただいた方々への対応 NHKスペシャルで佐村河内氏との交流を描いた被災地の少女とそのご家族をはじ め、番組にご出演、ご協力をいただいた方々に、番組を制作した制作局 生活・食料番 組部の部長や番組責任者らが、直接お会いするなどして経緯を説明し、お詫びをした。 4.番組で取り上げるまでの経緯、および番組の概要 NHKが佐村河内氏を初めて取り上げた番組は、2012 年 11 月9 日放送の「情報LI VE ただイマ!」である。佐村河内氏については、すでにこの時期までに、著名な作 曲家や評論家がその音楽性を高く評価していたほか、米TIME誌が、“現代のベート ーベン”と評するなど、国内外のメディアが取り上げ、「全聾の作曲家」として知られ るようになっていた。番組では、「交響曲第1番“HIROSHIMA”」が生まれた経 緯や佐村河内氏の半生などを紹介した。 放送後、視聴者から大きな反響が寄せられたこともあり、「NHKスペシャル」で佐 村河内氏を取り上げることとなった。「交響曲第1番“HIROSHIMA”」が、東日 本大震災の被災地で、勇気を与える曲として共感を呼び、CDの売上が7 万枚に達する など、社会現象ともいえる状況になっていることを伝えるとともに、新曲「ピアノのた めの
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