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取調べを受ける心がまえ-shin-yu.pdf

发布:2017-05-24约1.35万字共13页下载文档
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2017 年 5 月版 もし突然逮捕されたら… 取調べを受ける心がまえ 弁護人の立場からの連絡事項 弁護士 秋田真志 (このノートは、岐阜弁護士会の美和勇夫弁護士が作成された「弁護人の立場からの連絡事項」―「美和ノート」 と呼ばれています―に、秋田真志弁護士が、大阪での取調べの実情や「被疑者ノート」、さらには2016 年の刑事 訴訟法の改正により、一部の事件に取調べの録音・録画制度が導入され、その他の事件でも運用上の録音・録画 が行われてることなどを踏まえ、いくつかの補充・修正を入れたものです。ただ、2017 年に、黙秘を中心に全面 改訂しましたので、当初の美和ノートとはかなり違う内容になっています。) 1、 はじめに 逮捕、勾留手続(身体拘束)は1回につき、少なくと も原則23日間ぐらいは続くと思って覚悟して下さい。 取調べは山登りやマラソンのように長くつらいもので す。23日後、裁判所に起訴(裁判決定)されれば、保釈 で出られる場合もあります。 『起訴』(裁判)されないか『罰金』処分ですめば釈 放されることもあります。その間、裁判官が『面会禁止の処分』(接見禁止)を出すと 『弁護人以外の者』とは会わせてもらえないとか、『弁護人以外の者』からの手紙等の 文書の差し入れも原則として23日間届きません(重大事件などでは起訴後にも接見禁 止が続く場合があります。そのような場合、一部でも接見禁止の解除ができないか、弁 護人と相談してみてください)。 2、 取調べの実際 犯罪の疑いをかけられての取調べは、精神的に厳しいものです。 諸外国では、取調べに弁護人が立ち会うのが当然のようになっていますが、残念なが 1 ら、日本では弁護人の立会いは認められていません。密室の取調べで、援助もなく一人 で取調官と向き合わなければならないのです。最近では、取調べの録音・録画がなされ 1 ることも多く 、露骨な自白強要は減りましたが、取調べの録音や録画がなされない事件 も多く、取調官から大声で怒鳴られることもあるかもしれません。最近は報告されてい ませんが、昔は警察から暴力を振るわれたということもありました。現在でも、録音・ 録画がない事件では、その可能性は否定できません(なお、弁護人は、全ての事件につ いて取調べ全過程の録画(取調べの可視化)を求めています)。暴力でなくても、不当 な取調べがあったと思えば、その取調官に対し、すぐに「弁護人を呼んでください」と そのようなことがあったら、すぐ弁護人に面会を求めて報告して下さい。彼らには、弁 護人を呼ぶように言われたら、弁護人に連絡をする義務があります2。 警察官は、『犯罪捜査規範』(国家公安委員会規則)によれば、『個人の基本的人権 を尊重して捜査をしなければならない』とされています。 あなたの取り調べにあたって、大声で脅せば、警察官の方が『脅迫罪』を犯している ことになりますし、取り調べ方法は違法です。 怒鳴られる以外にも、認めた方が有利になるなどと誘導されたり、侮辱されたり、挑 発されたりなどするかもしれません。そのような取調べは、すべて違法です。少しでも おかしいなと思うようなことを言われたら、誰が言ったか、その『セリフ』をよく覚え ておいて、差入をした「被疑者ノート」に書いて報告して下さい。 「てめぇこのやろう」とか「警察をなめるなよ、ばかやろう」 というようなたぐいのセリフはもちろん、 「認めた方が、お前のためだぞ」「そんな言い分が裁判で通ると思っているのか」 といった言い方も、違法です。 体調の悪い時の調べが
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