適切な向精神薬の使用の推進について.PDF
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日薬業発第174号
平成26年9月29日
都道府県薬剤師会担当役員 殿
日 本 薬 剤 師 会
副 会 長 森 昌 平
適切な向精神薬の使用の推進について
平素より、本会会務に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、向精神薬等の適正使用、過量服薬対策等については、平成 23 年 11 月
14日日薬業発第348号等でお知らせしてきたところです。
今般、適切な向精神薬等の使用の推進のため、平成 26 年度診療報酬改定に
おいて見直された医科点数表の「抗不安薬、睡眠薬、抗うつ薬及び抗精神病薬
の処方の適正化」が10月1日から適用されます。
具体的には、1回の処方において、3種類以上の抗不安薬、3種類以上の睡
眠薬、4種類以上の抗うつ薬又は4種類以上の抗精神病薬を投与した場合、原
則的に、①精神科継続外来支援・指導料は算定できないこととし、②処方せん
料、処方料、薬剤料については減算する、というものです。
医科における関連事項ではありますが、適切な向精神薬等の使用の推進に向
けたこれら施策の状況も踏まえ、残薬確認や他の医療機関での処方、服薬状況
等の確認、また医師への情報提供や疑義照会など、過量服薬対策の観点からも
薬局における業務の一層の充実が図られるよう、ご高配のほどよろしくお願い
申し上げます。
<参考>
図:適切な向精神薬の使用の推進(平成26年度診療報酬改定説明資料より)
平成26年度診療報酬改定
適切な向精神薬の使用の推進①
非定型抗精神病薬加算の見直し
精神科救急入院料、精神科急性期治療病棟入院料、精神科救急・合併症入院料、精神療養病棟に
おいて、種類数制限のない非定型抗精神病薬加算2を削除する。
イ 非定型抗精神病薬加算1(2種類以下の場合) 15点
非定型抗精神病薬加算 (2種類以下の場合) 15点
ロ 非定型抗精神病薬加算2(イ以外の場合) 10点
抗不安薬、睡眠薬、抗うつ薬及び抗精神病薬の処方の適正化①
1回の処方において、3種類以上の抗不安薬、3種類以上の睡眠薬、4種類以上の抗うつ薬又は4種類以
上の抗精神病薬を投与した場合 (以下、「向精神薬多剤投与」という。)、①精神科継続外来支援 ・指導料
は算定できないこととし、②処方せん料、処方料、薬剤料については減算する。
精神科継続外来支援 ・指導料 精神科継続外来支援 ・指導料
1回の処方において、3剤以上の抗不安薬又は3剤以上の睡 1回の処方において、3種類以上の抗不安薬、3種類以上の
眠薬を投与した場合は、100分の80の点数で算定する。 睡眠薬、4種類以上の抗うつ薬又は4種類以上の抗精神病
薬を投与した場合は、算定しない。
処方せん料 68点 処方せん料 (多剤投与の場合) 30点
処方料 42点 処方料 (多剤投与の場合) 20点
薬剤料 薬剤料 (多剤投与の場合) 100分の80
※ただし、以下の場合は向精神薬多剤投与として扱わない。
(イ) 他の保険医療機関ですでに、向精神薬多剤投与されている場合の連続した6ヶ月間。
(ロ) 薬剤の切り替えが必要であり、既に投与されている薬剤と新しく導入する薬剤を一時的に併用する場合の連続した3ヶ
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