文档详情

地域レポート ...PDF

发布:2018-11-22约11.73万字共119页下载文档
文本预览下载声明
地域レポート 航 空 機 関 連 産 業 の 課 題 と 将 来 戦 略 ~機体製造分野 Tier2 企業を中心に~ 平成 23 年 9 月 株式会社日本政策投資銀行 (東海支店) 株 式 会 社 十 六 銀 行 【概 要】 1. 航空機産業の現況 ・ 世界の航空機産業の市場規模約60 兆円(2008 年)に対して、日本は、国別売上高で 見ても、また日本メーカーの規模も、我が国のシェアはまだまだ小さく、欧米各社と も大きな格差がある。 ・ 世界の航空需要は今後20 年間で約2.5 倍の伸びを示し、アジアが最大のシェア(32%) を占めると予測されている。その中で機材の新規需要も見込まれるが、特に 100 席か ら230 席のゾーン(A320 や B737 の後継)の需要が大きい。また、このゾーンは今後 10年間に新型機が投入されるため、新規参入が見込まれる市場として有望であろう。 ・一方で、中国、台湾、韓国など新興国のメーカーの台頭も著しいため、日本企業が生 き残っていくためには、コスト競争力を持たなくてはならない。また、ボーイングな ど完成機メーカーの調達方針も、直接取引するサプライヤーを絞り、モジュール単位 での納入を要求するように変化してきており、これへの対応も必要である。 ・日本国内航空機サプライヤーはTier 2に該当する中小企業がほとんどであり、生産額 では機体構造分野の部品に関わっている割合が 60%となっているため、今回調査では この分野のTier 2に焦点を当てた。 2. 海外主要国の業界動向と新興国の新規参入 ・第2章、第3章では、ボーイング社、エアバス社、ボンバルディア社、エンブラエル 社や中国、台湾、韓国の動向等をサーベイした。それぞれに、防衛・軍需産業ともから んで政策的な支援が見て取れる。 3. MRO産業 ・第4章では、なぜ日本でMROビジネスが現状うまくいっていないかを考えた。MR Oとは、メンテナンス・リペア・オーヴァホール:整備・修理・重整備(分解点検)の略 称で、航空機製造は機材が売れたときの1回しか売り上げが発生しないのに対して、 航空機が使われるほど繰り返し需要が発生する特徴があり、航空機産業における有力 分野と目されるため着目したものである。 4. 航空機部品サプライヤーへのヒアリング調査と今後に向けた提言 ・第5章においては、航空機産業が最も集積している当地域の機体構造分野関連のサプ ライヤーにヒアリングを実施し、現状と課題を洗い出し、①一貫生産体制の確立、 ②人材育成の推進、③コスト設定方式の見直し、④複合材の対応強化、⑤自動車メー カーの共同事業体への参加、⑥Tier 2メーカーの航空機以外の事業強化支援、という 6つの提言を行った。 5. 日本におけるクラスター施策と今後の方向性 ・第6章では、中部地域のクラスター戦略のため、現状の国の施策を踏まえつつ、航空 機クラスター施策の参考としてカナダのケベック州の事例と比較し、今後の課題を抽 出、今後取り組むべき3つの方向性を考えた。 取組事頄① 国を挙げた航空機産業への取り組みの再考と中部クラスターの抜本的 強化 取組事頄② 地域毎の産学官連携体制の強化(航空機産業クラスターの形成) 取組事頄③ 研究開発に対する産学研が連携した取り組み体制の抜本的強化 以 上 目 次 はじめに 1.航空機関連産業の現況 1 1-1 世界における航空機市場の概要 1 1-1-1 世界の航空機産業の市場規模 1 1-1-2 世界の航空機主要メーカー 3 1-1-3 世界の航空旅客需要予測(地域別) 5 1-1-4 世界の航空旅客需要予測(機体サイズ別) 6 1-2 航空機開発の動向と航空機産業を取り巻く環境の変化 8 1-2
显示全部
相似文档